20170317:地震・台風・竜巻・土砂崩れ・津波等水害に強い家造り


日光市で、地震・台風・竜巻・土砂崩れ・津波等水害など、
災害に強い建物を造り、日々の暮らしを安全で安心して過ごせるように家づくりをして来ました。

※ 動画 「関東-東北豪雨(平成27年9月10日)の大雨で基礎部分が水没した」


※ 写真 日光市大室の施設「ヤフーの地形図」
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※ 動画「建設中の近くの鋭い傾斜でそそり立つ山」




※ 写真 部屋の仕切り(タテ:3200㎜ × ヨコ:3400㎜ × 厚さ:120㎜)
 ◎ 仕切りは山側とほぼ直角に設置してあり、数トンの岩や土砂にも耐えるように設計した。

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      ☆… 近年、温暖化による想定外の災害が頻発しています。
 
 
◎ 温暖化による想定外の災害で、実際に起きている例を調べました。

★ 平成27年9月 関東・東北豪雨

2015年(平成27年)9月7日から11日にかけて関東地方および東北地方で発生した記録滝な豪雨災害。
 
 
● 観測史上最高の大雨
 
9月7日から9月11日「72時間」までに観測された総降水量は、
栃木県日光市今市で647.5 ミリ、
宮城県丸森町筆甫で536.0ミリを観測するなど、
関東地方で600ミリ、東北地方で500ミリを超え、観測が始まって以来記録的な大雨。

被害は、8日以降岩手県から香川県までの1都19県で約24万人に避難指示が、
約315万人に避難勧告が発令された。
 
関東、茨城県常総市付近では10日早朝より鬼怒川の数か所で越水や堤防からの漏水が発生し、
12時50分には同市三坂町で堤防1か所が決壊。

死者2名、負傷者40名以上の人的被害。
全半壊家屋5000棟以上という甚大な被害が発生。
 
 
私は、9月7日から11日まで、記録的な大雨「647.5ミリ」が降った日光市今市から
5キロメートル弱しか離れていない日光市大室の家「小屋」にいた。

建設中の家の北側に、100メートルほどの山があり鋭い傾斜でそそり立っている。
(上記動画参照)
 
 
9月10日に降った大雨の時は、山から雨が滝のように流れて来て、
道路は川のようになっていた。

私は、この光景を見て、山が崩れ土砂が押し寄せるのではないかという恐怖感を感じた。
それでも、1時間雨量は最高で50ミリの観測データだった。

隣りの住民の小屋は、室内に泥がたまり掃きだすのに2日ほど掛かった。
私が建てた小屋は、雨水が室内に入らない様に造ったので被害はなかったが、
建設中の家の土台は水没してしまった。(上記動画参照)
 
 
11日に東京に向けて出発したのですが、日光市のいたる所で杉の大木が倒れ、
道路をふさぎ、迂回路を探しながら走り、茨城県に入ると洪水等で道路が分断され、
回り道をして、家に着いたのは16時間ほどかかった。
 
 
温暖化で、近い将来1時間の雨量100ミリを超える大雨が、各地で頻繫に降るようになります。
山の南側の斜面は、大雨による土砂崩れの危険性が高いと言われています。
大室の土地は山の南側で、山が崩壊し地すべりが高い確率で発生すると思います。

いま建設中の家はドーム造りで、例え山から土砂が押し寄せても、
力を家全体で分散し、それに耐えられる構造にしてあるので、
日々安心して暮らすことができます。
 
 
 
★ 竜巻によるアメリカで史上最大の被害!

アメリカ南東部(ミシシッピ州)
2011年4月28日の竜巻で死者340名
この竜巻の風速は時速318.6メートル。

アメリカの映像を見ても、被害後は
まるで戦時中の爆撃後や、津波被害のように
家々が土台ごと無くなっている。
 
 
日本はこの年、2011.3.11東日本大震災のため大変だったため
この事実を知らない人が多いが、アメリカでは非常にショッキングな事件として、
取り上げられ日本の地震とあいまって、世界が終わると叫ばれていた。

原因は、温暖化で平均気温が少しずつ上がっていることに
関係していると云われている。
 
 
★ 温暖化による想定外の災害が次々と起きている。

ハリケーン・カトリーナ は、2005年8月末にアメリカ合衆国南東部を襲った大型のハリケーン。
中心気圧は902hpa。最大風速は78メートル「m/s」。
死亡者・行方不明者合計数= 2,541人
 
 
★ 風速100m以上!史上最強のスーパー台風、日本上陸が今年以降来る可能性は高い。
 
 
2013年11月8日、観測史上最大級の勢力をもつ猛烈な台風30号(ハイエン)が
8日午前、フィリピン中部に上陸。

8日朝の時点で、最大風速は87.5メートル、最大瞬間風速は105メートルで観測史上最大。

台風30号(ハイエン)による死者数は1,200人 避難者は約79万人以上。
 
 
★ 高層ビルもなぎ倒す「風速100メートル以上」スーパー台風の日本襲来は、
日本近海の海水温度の上昇でいつ来てもおかしくない。
 
 
★ 日本の地震発生頻度。

大正昭和平成にM7クラスの地震は何度発生したか?

1923年から2016年までに日本で発生したM7クラスの地震は全部で50回。
おおよそ1.8年の割合で起きている。
……………………………………………………………………………………………………………
 年     地震名称 マグニチュード 死者不明数 家屋全壊軒数  津波最高さM
…………………………………………………………………………………………………………… 
1923★   関東大震災    7.9   105,385   372,659      9.0      
    ● 94年前(2017-1923=94)で関東直下型地震はいつ起きてもおかしくない。
1927    北丹後地震    7.3    2,925   12,584      
1930    北伊豆地震    7.3     272    2,165       
1931    西埼玉地震    7.3      16     207      
1933★   三陸沖地震    8.1    3,064    5,773      28.7
1936   宮城県沖地震    7.1      0      0      1.0 弱
1938   茨城県沖地震    7.0      0     250      1.0 弱
1938   福島県沖地震    7.4      1      4      
1940  積丹半島沖地震    7.5      0      0      3.0
1941    日向灘地震    7.2      2      27      
1943     鳥取地震    7.2    1,083    7,485     
1944    東南海地震    7.9    1,223    17,599      8.0
1945★    三河地震    6.8    2,306    7,221       
1945 青森県東方沖地震    7.1      2      0      
1946     南海地震    8.0    1,330   11,591      6.0
1947 与那国島近海地震    7.4      1      0      
1948★    福井地震    7.1    3,769   36,184      
1952    十勝沖地震    8.2      28      0      1.0 弱
1953    房総沖地震    7.4      0      0      3.0
1958  拓捉島付近地震    8.1      0      0      
1961   日向灘沖地震    7.0      0      0      
1961    北美濃地震    7.0      8      0      
1962    十勝沖地震    7.1      0      0      
1963  拓捉島付近地震    8.1      0      0      
1964     新潟地震    7.5      26    1,960      
1968   日向灘沖地震    7.5      1      0      
1968    十勝沖地震    7.9      52     673      5.0
1972  八丈島東方地震    7.2      0      0      
1973 根室半島東沖地震    7.4      0      0      
1974 伊豆大島近海地震    6.9      30      96      
1983  日本海中部地震    7.7     104     934      
1993 北海道南西沖地震    8.2     230     557      
1994 三陸はるか沖地震    7.6      3      72       
1995★ 阪神淡路大震災    7.3    6,434   104,906      
2000  鳥取県西部地震    7.3      0     435      
2003   宮城県沖地震    7.1      0      0      
2003    十勝沖地震    8.0      2     116      4.0
2004  新潟県中越地震    6.8      68    3,175      
2005  福岡西方沖地震    7.2      0      0      
2007   能登半島地震    6.9      1     686      
2008 岩手宮城内陸地震    7.2      17      30      
2011★  東日本大震災    9.0    19,272   129,198      40.0
2011   宮城県沖地震    7.1      0      0      
2011 福島県浜通り地震    7.0      0      0      
2016     熊本地震    7.3      50    8,169       
………………………………………………………………………………………………………………
                   147,705   724,756
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★ このように温暖化による想定外の災害が多くなって来ている今日、
 家の建築構造自体も見直さなければならない時期に来ている。
 
 今後、益々温暖化は進みます。このような時期に安心して暮らす為には、
想定外の事態も考慮して、家を建てなければ安全は確保できません。